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べにや無何有「方林円庭」 [-べにや無何有]

石川県山代温泉「べにや無何有」。
ここでのSPAトリートメントを体験する前に、今から3年半前に生まれたここ2階の「方林円庭」の世界をご紹介しましょう。

この場所は2006年9月に、建築家の竹山聖(たけやま せい)氏の手によって生まれた場所です。
竹山氏の手がけた作品の中で有名なものが神奈川・箱根の「強羅花壇」ですが、そのほかにもホテル関連だと大阪のD-Hotelや滋賀のロテル・デュ・ラクなどが氏の作品だそうです。

奈良平安の昔から、白山信仰、密教の中心地として栄えた山代。この無何有が建っている場所もかつては温泉寺の寺領で「薬師山」と呼ばれていたそうです。信者にとっての修業の場であり、癒しの場であったこの薬師山の世界を再現する場として生まれたのがこの「方林円庭」なんだそうです。

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雑誌などでも多くとりあげられているこの空間が「方林」。
大地をあらわす「方」のなかに「林」となる柱。林という字は「集まる」という状態を意味していて、まさにここは「人が集い、新しい出来事と出会う場所」。そんな意味がこの場所にはこめられています。(竹山聖氏の言葉から)

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広々とした空間にそびえたつ柱。お寺の修業の場というのをどことなく連想してしまいますが、何もないこの場所に柱が加わることで、単なる多目的スペースではない雰囲気が表現されています。

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目の前には山代の自然、そしてその昔から生い茂る赤松を見ることができます。どこかすがすがしい気分になることができますね。


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