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アイヌの英知…ザ・ウィンザーホテル洞爺「ブルーム スパ トーヤ(2)」 [-ザ・ウィンザーホテル洞爺]

極寒の地、北海道を守り続けてきたアイヌ民族の知恵と文化、

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この上で、その世界を体感してみましょう!





ブルームスパトーヤでの、トリートメントルーム、その中でも、眺望のいいお部屋をお願いしたいとリクエストしていましたが、

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そこから見える景色は、想像していた以上に見事でした。
緑に覆われた芝生のお庭、その向こうに見えるは洞爺湖の中島。そして、連なる山々と青い空。
都会のスパではこうはいきません。心の中を縦横に結んでいた糸がすうーっと抜け、解き放たれたような爽快感に包まれました。

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このお部屋にもバスタブが用意されていて、入浴付の場合は、ここからその世界を独り占めできます。
シャワーも完備。ただし、お手洗いはお部屋にはなく、男女それぞれの更衣室内のものを利用することになります。
トリートメントベッドの上に何やら置かれていますが、

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これが、本日のトリートメントで使われる粧材。
ブルームスパトーヤのスパメニューは実に多彩であり、ベーシックメニューからタラソテラピー、先ほどご覧頂いたバスタブに薔薇の花弁を浮かべたフラワーバス付のものなど様々です。
その中から、折角なので地元北海道らしいものを、というリクエストに対し、この「ウィズダム・オブ・アイヌ」というコースが選ばれました。
(他に、ラヴェンダーやとうもろこしを使ったスクラブで身体をなめらかにする「ラベンダーリフレッシュ」なんかも、北海道らしいかもしれません)

こちらのコース、スタートはフットバスから。

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アイヌ民族の作った「木彫り」の器の中に入っているのは、白樺の樹液。
採取するのが非常に難しい貴重なこの樹液を、フットバスの中に注ぎこみ、足から身体を温めてくれます。

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足浴の間に眺めているのは、先ほどの写真でご覧頂いた、洞爺湖の景色。
天気が良く、これだけでかなり気分がリフレッシュできます。
昨日からホテル周囲をさんざ散策しているけど、都会での疲れはなかなか取れていないということなのかな?

その後、ベッドに仰向けになり、次なるトリートメントはキナコとヨモギのスクラブマスク。
これも先ほどの写真にあった、キナコとヨモギを使い、全身をスクラブしていきます。冗談じゃなく、本当に「お腹が空いてくる」ような、そんな香り(^^) お餅が欲しくなる、とは言いすぎでしょうか…
そのスクラブで身体が覆われた中、その上からビニールのシートで身体をさらに包み込み、しばらくの間全身がマスクされた状態になります。
(一番最初の写真で、ベッドの上にビニールが敷かれていたのはこのためです)

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約20分ぐらいだったでしょうか?身体はどんどん温まり、汗が噴き出してきます。
ヨモギは元々浄化作用の高い草ですが、それが身体の老廃物を掃き出す作用を与え、キナコの原料である大豆とあわせて身体に必要なものをしっかりと与えていく、そんな感じなのかな?
もちろん、身体が温まっていくにつれ、意識はどんどん遠のいていき…なんともいえない心地よさ。

時間になると、ベッドからあがり、シャワールームでスクラブを洗い流すのですが、ここでお手洗いにも行くことに。
デトックス効果が存分に発揮されています。

その後、ヘンプオイルによる身体全体のマッサージ。
足から背中まで、身体全体にかけて行われるマッサージは、身体をリラックスさせるだけでなく、高質な脂肪酸によってお肌をなめらかに整えていく効果も備えています。加えて、セラピストさんの腕がかなり良く、それほど強い圧をかけているわけでもないのに、身体全体がしっかりと呼応していくかのような心地よさ。
またもや、意識はうつらうつら、になっていきます。

考えてみれば、この日も4時起き、その前の日も4時起きだったので、本当は睡眠時間としては不足していて、どうしても眠くなるのは仕方ないのかな?

最後に、ショートフェイシャルで、顔をトリートメント。

こうして、約2時間のコースは終了しました。
終わった後は、身体の力がすっかり抜けてしまったかといった感じ。

そして、この後は

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こちらのリラクゼーションルームに場所を移して、トリートメント後のリラックスタイム。
そこで、自分がオーダーしたもの、それは…

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スパ・キュイジーヌでした!
これは、スパ以外でもルームサービスなどでいただくことは可能なメニューですが、折角なのでトリートメント後にいただくことにしました。
スバげティ、サラダ、ベジタブルサンドイッチなど、いかにもヘルシーそうなメニューの中、自分がチョイスしたのはこちらの「12種類の野菜と麦の入ったスープ」。
野菜不足がちになりやすい自分、これで一日に必要な野菜の半分になるとのことです。
たぶん、自分は普段、一日にこれだけの量さえ、取っていないような気がする…

身体に優しい温かさのスープ。パンも付いているので、これで空いたお腹も何とか満たされます。
こういう生活を一カ月ぐらい続けたら、お腹周りに付き出した肉もとれていくだろうか…?
(余談ですが、年齢が上がるにつれ、お腹周りには勝手に余分なものが付いていきやすくなるようです。自分も現在格闘中だったりします^^;)

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このお部屋からも、美しい洞爺湖の様子が堪能できます。
とても贅沢な北海道での一時、です。

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先ほどのお部屋は、トリートメント後のリラクゼーションとして使われるお部屋ですが、それ以外にもこちらのような広いお部屋(というより、スペース)が用意されています。

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希望があれば、このスペースで先ほどのようなスパキュイジーヌ、さらにはドリンクなどをいただけるようです。

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周囲に植えられた竹の落ち着き…
アイコンを竹林(あれ、竹林なんですよ)にしている自分にとっては、何だか嬉しいかぎりです。

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ここで、半日ぐらい、ぼーっとしていたら、さらに心の色々なモノが流されていくことでしょう…

などと、余韻にあまり浸る暇もなく、間もなく東京に帰らねばなりません。
こちらは早々に引き揚げました。

この「ブルームスパトーヤ」、皆さんの評価が高いの、よくわかります。
リゾートでしか出せない、周りの自然と融合した施設の造り、広々と、リラックスできる各スペース、トリートメントのオリジナル性、そして、セラピストさんの技術。
自分も、ここに来るために、またこのホテルに戻ってきたいと思います。

素晴らしい、北海道の昼のひと時でした。

次回はいよいよ、北海道編(洞爺湖編?)最終回、です。


(つづく)


ザ・ウィンザーホテル洞爺のご予約はこちらから

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コメント 2

ゆうみ

ここで じっくりと 命の洗濯したくなりました。

by ゆうみ (2014-09-15 11:55) 

さがちゃん

もう、スパ好きとしては絶対行かねばという記事ありがとうございました!
by さがちゃん (2014-09-18 22:27) 

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