SSブログ

琉球フレンチの調べ…星のや竹富島(5)夜のダイニング [-星のや竹富島]

集落唯一の「食事処」です。

DSC01717.JPG

暑かった今日の思い出を、ここで存分語らいながら、お腹も心も満たしましょう!




星のや竹富島の食事処、ダイニングは、集いの館にある一か所のみ。

DSC01462.JPG

(こちらは、朝のダイニングの様子です)

客室が48室であり、かつ、外来のゲストが基本的には利用できない場所なので、複数のレストランがあっても実態としては成り立たないとは思います。
ダイニングと敢えて呼ぶのは、まさに「宿泊ゲストのための食堂」という意味もあるのでしょう。
基本的に、星のやのダイニングは、料理人を除けばこのお宿のスタッフが給仕そのものを切り盛りしています。
なので、顔なじみになったスタッフさんとは、色々会話を交わしながらの食事、というところも魅力のひとつになるのかもしれませんね。

DSC01460.JPG

窓際の席はテーブルの角を窓につける形で基本2名用にしています。
家族連れの方は、窓際は使えないのかな…
もっとも、窓際の眺めは、ラウンジからの眺めとそれほど大きく変わらないので、それほど執着することもないのかな、とは思います。
また、その外はテラス席になっていて、希望すれば、外での食事もできます。
ただ、冒頭にも書いた通り、今の時期は外でのご飯にはいささか暑すぎますので、季節がもう少し穏やかな時期でないと厳しいかな…

そんな星のや竹富島での食事はどうだったのでしょう?

まずは夕食から…


折角のステイなので、一日くらいはメインの夕食、フランス料理のコースをいただきましょう!

DSC01686.JPG

このコースメニュー、基本は一種類なんですが、連泊の方には、内容をアレンジして提供されるみたいです。
そりゃ、美味しいフランス料理でも、毎日同じではさすがに飽きますからね。

あと、ダイニングでの夕食は、事前に予約を入れておかなければなりません。
一気に宿泊客が押し寄せても困るので、これは致し方ないとこですかね。

DSC01689.JPG DSC01701.JPG DSC01711.JPG
 

食前酒にシャンパーニュを、とオーダーしたのですが、続きのお酒をどうしようかと考えていたところ、実は「シャンパン、白ワイン、赤ワイン」の3点セットでオーダーすると、若干お安く、お得になるみたいです。
一杯1~2,000円前後するお酒なのだから、ちゃんとそのくらいは最初に説明して欲しいところです。
ということで、3点セットでいただきました~。
(バイザグラスツアーというネーミングで、4種の場合は白ワインがもう一杯、5種でデザートワインが付いてきます。ご利用の場合は、最初に確認しておきましょう)


■マンゴーのクリアースープ

DSC01690.JPG

最初のアミューズでいきなりマンゴーというのがちょっとびっくりでしたが、見た目は「卵」のような感じ。
マンゴーの実を絞り、周りを固めて卵の黄身のように仕立てあげています。
黄身のようなマンゴーをスプーンで一口、口に入れると「プチッ」とした感触とともに、マンゴーの柔らかな甘みが口の中に広がって、不思議な感触のお味でした。

■島豆腐のブランマンジェ 一夜干しした鮮魚のタルタルを乗せて

DSC01692.JPG

真ん中のキューブが島豆腐。その上に鮮魚のタルタルが乗っています。(お魚の種類は忘れてしまいました…)
お味は…普通の島豆腐。鮮魚の一夜干しは、いいアクセントになってました。

■夏野菜のピペラードとフリットしたイカのムース アセロラ添え

DSC01696.JPG

アセロラのソースがちょっとしたアクセント。イカのフリットは、歯ごたえがあって、ワインと意外に合いました。

■エビスの香りに包まれた車海老のポワレ 島人参とのコラボレーション

DSC01702.JPG

青が印象的な大皿に乗ってきた車海老。海老は、やっぱり美味しいです♪

余談ですが、この印象的な器、沖縄陶器の第一人者、大嶺實清氏の工房(読谷村)の作品。
このペルシャブルーのお皿は18,000円だそうです!

■ハーブでマリネしたミーバイのロースト 彩り野菜のバリグール

DSC01705.JPG

ミーバイとは「ハタ」の総称。沖縄のサンゴ礁に生息するこのお魚、自分ははじめていただきました。
沖縄の魚の中でも高級食材にあたるそうですが、確かにこの白身、しつこくなく、でも旨味を感じられるお魚でした。

■黒毛和牛ロースト シークワーサー胡椒のソースボワブラード 青豆のフリカット添え

DSC01712.JPG

自分、「石垣牛」と勘違いしてました(^^;
メニューには黒毛和牛と書いてあるので、貴重な地元のブランド産、石垣牛とは違うかもしれません。
かもしれません、というのは、以前にいただいた石垣牛の脂ののった柔らかな歯ごたえと、ちょっと違うかも…という感じを受けたからです。
もちろん、美味しかったんですが、「感動~」というとこには、あと一歩かな。
(正直、もうちょっと火を入れてもらっても個人的には良かったかな…)

■茜色のクレームブリュレ
■ゴールデンパインとディレのスープ 山羊ミルクのソルベを浮かべて

DSC01716.JPG DSC01718.JPG

ブリュレは、マンゴーを基に茜色に仕立てていたと思ったのですが…忘れてしまいました^^;
山羊ミルクのソルベ、臭みが気になる方もいらっしゃると思いますが、言われればなんとなく…という感じで、自分はあまり気になりませんでした。

DSC01721.JPG DSC01722.JPG

最後にプチフールと、コーヒーを。

以上、夏のフレンチコースでした。税サ込で15,000円近くになりますので、お酒と合わせると2万円近くしちゃいます。ただ、正直な話、美味しいは美味しいんですが、お値段と見あっているか、というと…
(この後に、前回紹介した「ミシェル・ブラス」のフレンチランチを同じぐらいのお値段でいただいたので、比較しちゃいけないけど、同じ値段なら、ミシェル・ブラスの方をとりますね)


もう一日の夕食は、インルームダイニングにしました。
メニューは、黒毛和牛の石焼ステーキ、海鮮しゃぶしゃぶなどの御膳(5,000円+税サービス料計18%)と、海人丼、チャンプルー定食、タコライスなど沖縄らしい一品料理(1,500~2,500円+税サ)などが用意されてます。
食にこだわらない方は、お部屋でインルームダイニングの方が、やはりお値段を考えてもいいと思います。
(竹富島の集落に食事へ出向く、というのもありですが、帰りの送迎を考えるとちょっと面倒かもしれません)

ただし、こちらも注意が必要ですが、御膳や一品料理の多くはラストオーダーが20:20、そこから最大で1時間近く待つこともあるみたいです。(最終お届けが21:20となっているので)
オーダーを受けてから作り、部屋に届けるまでにはそれなりの時間がかかるので、待つのは致し方ないですが、日中施設の外で遊んで遅くなったりすると、大変です。事前に食事も決めて予約しておかないと、希望の時間には食べられないので、注意が必要です。
(時間を気にせず、といいながら、時間を気にしないと食べたいものも食べられないなんて…)


ということを事前に聞いていたので、初日の西桟橋見物ツアーの前に、「予約」しておいて、届けてもらったものは…

DSC01085.JPG

和牛ハンバーグと彩り野菜の包み焼き御膳、です。
正直、自分はこれで十分な感じ、でした(^^;

DSC01088.JPG DSC01092.JPG

メイン以外の料理も、島豆腐やゴーヤーなどを使った、沖縄らしい一品が並びます。

DSC01090.JPG

そして、メインのハンバーグ。
これも、最初は「石垣牛のハンバーグ」だと勘違いしていました。(だから、ハンバーグにしたんです)
メニューの表示が「和牛ハンバーグ」なので、石垣牛ではないと思っておきたいと思いますが、正直なところ、高くてもいいから石垣牛が食べたかった…
(石垣牛と書いてあって、そうでない、なんてことよりはいいのですが)

ハンバーグはふっくら柔らか、美味しかったので、文句はありません。
付け合わせのジャガイモや野菜の量も丁度よく、個人的にはこれでちゃんと満足できました~♪

DSC01094.JPG

で、食事のお供は…やっぱりビールです。
オリオンビールの夏季限定醸造「夏いちばん」。
沖縄に来たら、やっぱりオリオンビールですね~ 
こちらに来る前に、石垣空港でちゃんと買っておいて、正解でした!
(宿にもありますが、買っておくのが断然お薦めです)

以上、星のや竹富島での夕食ご紹介、でした。


(つづく)


星のや竹富島のご予約はこちらから


nice!(8)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 8

コメント 2

suzuq

>(時間を気にせず、といいながら、時間を気にしないと食べたいものも食べられないなんて…)
全く同意です。
私たちは幼児連れという事もあり、毎日インルームダイニングにしたのですが、インルームでも時間を決めて予約が必要というのは驚きました。

我々夫婦は、正直あまり食にはこだわりがなく、リゾートでもちゃんとしたレストランにお洒落して行ってコース料理を頂く、というよりは、お腹空いたな、と思った時にインルームを頼むか、気取らないレストランにふらっと行く事が多いです。
ここではそれができずに、「あ、夕食の予約しなきゃいけないからもう帰らなきゃ」とか、「出かける前に夕食の予約しておかないと」となってしまうのがすごく嫌でした。

かといって、じゃあ外の店で食べたらどうか、というのは、しんりゅうさんもおっしゃっている通り送迎の問題がありますので、それはそれで難しい。
なんとかならないもんですかねぇ…
by suzuq (2014-08-07 17:55) 

しんりゅう

みなさん、ご訪問、nice!&コメント、ありがとうございます!
ここ星のやのディナー、そのものが悪いということではないんですが、
時間に縛られての食事は、やはりどこか落ち着かない感じでしたね。
この宿の持つ「時計を気にせず、のんびり」というコンセプトには
やはりそぐわないので、あえてこうしたエントリーにしました。

>suzuqさん
おっしゃる通り、多少の「時間制約」は仕方ないとしても
ここの予約の取り方はあまり融通が利く、というものではなかったですね。
はっきり返事しないと、何だか「悪い」ことをしてるみたいな感じを
ゲストに与えるというのは、サービス重視のホテルとしては改善して
もらいたいところですね。
suzuqさんとは、リゾートでの過ごし方に対する考え方が比較的近いと
いう感じがしていますので、これからも忌憚ないご意見をいただけたら
嬉しいです!
(もっとも、自分はあちらこちら駆けずり回って、のんびりした
リゾートライフ、という感じでなかったりしますが^^;)
by しんりゅう (2014-09-07 10:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。