星のや京都（２）－私邸の玄関口：しんりゅうのスパっ！：SSブログ

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星のや京都（２）－私邸の玄関口　[－星のや京都] [編集]

やってきました、星のや京都。

2009年12月12日のオープン、客室数25室。限られたゲストにだけ許される贅沢な空間。
昨日の記事にも書きましたが、これまであった旅館内の建造物や周囲の自然を極力そのまま残しつつ、必要な機能やデザインは現代の時代にもマッチした姿に変えていくというこの試みは、これまでの歴史を大事にしながらも、新しいものを随時取り入れていくという京都の街に非常にマッチしたものではないかと思います。

舟着場を降り、階段を上りながら、邸内に一歩ずつ近づいていきます。
以前からあった佇まいをそのままにしたこの雰囲気、まるでどなたかの「私邸」にお邪魔させていただくかのような感じです。

壁面に残された苔も、昔から着実に積み重ねられてきた歴史を感じます。こうした部分はそのまま残されているとのこと。
上に見えるのは客室の一室になります。

そして、真ん中に登場したこの「水の庭」。
ここだけは玉砂利の上に四角に並べられた石畳のデザインが真新しくて斬新、モダンなデザインに仕上がっています。
最初は「ちょっと周りと調和していない」感もありましたが、慣れてくると、非常に簡素で落ち着いたこの庭が以前からそのままあるかのような感じに溶け込んでくるので不思議です。
今の季節はちょっと寒いけど、暖かな季節にはこの庭先でのんびりするのも良さそうですね。

水の庭の正面にこの旅館のフロントがあります。

スタッフに案内されて中へ入ります。

ちなみに、星のやのスタッフ、軽井沢を体験された方はご存じでしょうが、若い方が中心です。旅館につきものの「女将」が出迎えてくれるわけではありません。どちらかといえばホテルと同じ、と思っていただければいいでしょう。
ここのスタッフは軽井沢などの星野リゾート他施設からやってきた人が半数ほど、残りの半数は地元京都やその周辺などから新たに採用された方だそうです。
案内してくれた方は以前は軽井沢で勤務されていて、こちらにやってきたそうで、サービスの基本がちゃんとできていましたね。

フロントの横に備えられているのが、「ライブラリー」。
リゾートでは最近、この手の施設があるのが標準になってきましたね。
ホテルの「エグゼクティブラウンジ」をイメージしてもらうと、ホテル慣れしている人にはわかりやすいかも。

ソファとテーブルのセットは全部で5組。25室の客室に対してこの数は標準的、なんでしょうか？
ソファは座りにくいということはなかったですが、肘掛けが左右一方にしかついていないのはちょっと残念。デザイン重視だと思いますが、自分は両側にある方が好きなので…

この大きなソファは魅力的ですね！
横に寝そべっても大丈夫なこの手のソファも、最近は多くのリゾートホテルで使われています。
ここで足を投げ出しながらゆっくりと本を読む時間、今回は取れませんでしたが、一度やってみたいです。

ライブラリーですが、ラウンジ的な役割もありますので、お土産を陳列しているスペースや、コーヒーを入れられるスペースがあります。

　

コーヒー・エスプレッソやほうじ茶などのお茶は、こちらで自由に入れることができます。

その奥には、共用のパソコン、そしてCDや書籍のライブラリーが。

　

PCはMacでした。新聞はJapan Timesが2部用意されているなど、外国からのゲストを多分に意識したもの。
そして、京都ガイドや歴史に関する本を中心にしたライブラリー。待合時間に本を手にとって眺めるには十分な量ですね。
CDはどちらかといえば、リラクゼーションのためのヒーリングミュージックが中心です。
これらの本やCDは、もちろん宿泊者は貸し出し自由。お部屋で楽しむこともできます。

窓の向こうには大堰川の川辺の様子が眺められます。
こちらは後ほどお部屋紹介でたっぷりご覧いただきましょうね☆

ライブラリーの斜め向かいにあるこちらの建物が、星のや京都のダイニング。
こちらは夕刻にお邪魔しました。もちろん後ほど紹介するわけですが…

今回、京都に来る、そしてダイニングを堪能するということで、折角だからとゲストをお呼びしました！
その方はGoroさん（gorosan5670さん）！
関西にお住まいで、京都を中心とした関西地方のグルメ、ホテル記事をアップされているGoroさん、テイストが非常に近いので「もしかして、お誘いしたら来てくれるかも？」と思い、メッセを入れたところ、快くOK！の返事をいただきました。

（Goroさん、先に紹介していただいて、けっこうですからね＾＾）

こちらは、星のや京都の入り口に位置する「パブリック和室」。
室礼（しつらえ）、そして、日本のあそびを体験できる場所として用意されてました。
（ただ、まだ正式オープンではないらしいです…）

さあ、それではお部屋に案内してもらいましょう！

（つづく）