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午睡のひととき…星のや竹富島(7)星のやスパ [-星のや竹富島]

暑~い、沖縄の午後のひととき。

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午後の時間を、ゆったり、うとうとしながらリラックス。





スパブログなのに、スパが全然出てこない!
という方がどのくらいいらっしゃるか、わかりませんが…

お待たせしました!星のや竹富島、スパトリートメントのご紹介です。

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星のやスパは、最初のエントリーでもご紹介したとおり、集落の一番端、見晴台のすぐ傍にあります。
人が多く集まるにぎやかな場所を避け、静かにのんびりとトリートメントを受けたい、ということを意識してこの場所に造られたのだと思います。
が、真夏の沖縄においては、これがちょっときついかも…
お部屋によっては、スパからの距離がかなりあるので、正直な話をすれば、予約した方にはカートでの送り迎えがあってもいいんじゃないかなぁ…

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スパの入口からは、2回ほど石垣の並んだ小道を進んでお部屋へ向かいます。沖縄の魔物が入ってこれないように、ということなんでしょうね。施術中に魔物に襲われたら、たまったもんじゃないです(笑)
レセプションの傍に、テーブルと椅子が置かれてましたが、トリートメントを受けた後にこちらで寛げるように、ということかな?ちょっと殺風景な感じもするのですが…今の季節は、どなたもいらっしゃいません。

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こちらが、星のやスパのレセプション。カウンセリングルームになります。

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ロングソファと、対面式の椅子があるレセプション。

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スパに来た、というよりも、お友達の家にお邪魔しているかのような感覚になります。

今回のスパは、宿泊初日、チェックイン後すぐの14時30分からの予約となりました。
前日まで仕事、当日朝の5時半に家を出て、8時間以上の旅程でようやくたどり着いただけに、気持ちはハイであったものの、身体はけっこう疲れていました。そんな身体を、これからしっかりほぐしてもらい、竹富島ステイを楽しいものにしたい、そんな思いがあって、まずはスパということにしたのです。

この日のトリートメント、その名も「午睡のひととき」。
暑~い沖縄の夏、その中でも一番暑い午後の時間を、ゆっくりとスパで癒される。そんなメニューです。
ボディ&フェイスのコースに、背中のパック、そしてフェイスパックを加えた110分のロングトリートメントです。110分って、自分にとっては今や「ロング」でもなんでもないんですけどね(^^;

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トリートメントに使用するオイルは、ボディ3種類、フェイシャル2種類から、その日の気分に合わせてチョイス。
オイルにはそれぞれ名前が付けられているのですが、忘れちゃいました…

そして、お部屋へ案内していただきます。
ただし、お部屋へは、一旦部屋を出て、外を歩いて向かうことになります。

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そのお部屋がこちらです。
実は、先ほどのレセプションのすぐ隣のお部屋がここ。なのに、わざわざ外から回るようにした理由がわかりません。
最初の設計時に導線を考えて作らなかったのか否かは、聞き忘れちゃいました。

トリートメントルームの向こうに、何やら見えますが…

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そこにあるのは、檜で出来た大型の湯ぶねでした。
今回、このトリートメントコースでは、追加オプションで檜風呂を堪能した後にトリートメントを楽しむことができます。
暑い沖縄に来るのに、あらためてお風呂、ということもないかな、と思ったんですが、折角ある施設はできるだけ堪能し、レポートしたいという本能に負けました(^^;
ただ、湯ぶねに浮かんだハイビスカスは、正直この広さと比較するとちょっと寂しすぎる…

ここで20分の温浴タイム。
セラピストさんは席を外し、ここでしばし旅の疲れをお風呂でとることにします。

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部屋の中央にど~んと檜の湯ぶね。その奥にひっそりとレインシャワーが付いてます。
ここで身体を洗うんですが…水圧、かなり弱いです。ホントに、優しい雨、といった感じです。

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お風呂から見た施術室。下から見上げるの、ちょっと不思議な感じです。
完全に窓を閉め切っているのですが、その隙間からのぞく光が、沖縄の午後の陽ざしの強さを感じます。

10分も入っていると、さすがにこの季節、十分身体はあたたまります。
ちょっと早めに出て、そうそう、恒例の…

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渋いバスローブ、です。
かなり大ぶりなので、男性用と女性用はまた違うのかもしれません。

トリートメントは、まず背中のパックから始まります。
パックは海藻と和漢植物のいずれかから選べるのですが、やはり沖縄に来たからには、海藻かな、と思い、こちらをチョイス。
海藻自体は最初ひんやりとした心地なのですが、ほどなく、じわっと温かくなってきて、心地よい感触に包まれます。
パックをぬぐった後に、全身のボディマッサージが始まります。
足、背中と下の方からゆったりとしたストロークで続くマッサージ。優しい手触りなんですが、力はしっかりと入っていて、特に足は長旅の疲れもあって、所々痛いな、と感じるぐらいの気持ち良さです。
元々肩から腰あたりの疲れがいつもひどいのですが、最近は足もかなり疲れやすくなっています。年齢が重なってきたせいなのでしょうか…

と、最初のうちこそ、マッサージの心地よさを感じながらのトリートメントだったのですが…

気がつくと「しんりゅう様、お疲れ様でした」の声が。

この時、既に身体はあおむけ。約2時間のトリートメントタイムは終わっていました。
うつぶせの後、仰向けになって、手足を中心としたマッサージ、そして、顔のパック(こちらも、海藻ジェルマスクで美白保湿効果を高めてくれるもの)とあわせて、フェイシャルも入っていた今回のコース、だったのですが…ほとんど記憶がありません。

長旅の疲れもあったせいだとは思いますが、半眠状態というより、ほとんど「寝て」いました…
非常に心地よく「眠れた」というのが、正直な感じです。
ある意味、これはセラピストさんにとっては「褒め言葉」なんだと思います。不快な感触があっては、絶対に「眠る」というところにまで至らないと思いますから。
でも、スパブロガーと謳っているのに、これではレポしていないのと一緒だ…

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で、何となく消化不良のまま終わってしまった初日のスパトリートメント。
これは、もう一回行くしかない!と、腹をくくり、翌日にはチェックアウトの前の時間で、再びトリートメントの予約を入れてしまいました…(^^;

最終日のスパは9時半開始。
早めの朝食、そしてプールを堪能し、ある程度の身支度を終えて、再びスパ棟へ向かいました。
が、歩いていて、やはり暑い…
夏の日は、やはりお部屋へカートの送迎、欲しいです。

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この日のトリートメントルームは、レセプションとは違う棟にあるお部屋を使うことに。
星のや竹富島のスパは3部屋で、1つが檜風呂のお部屋に直結したシングルルーム。そして、残り2つのお部屋が別棟にあって、ひとつがシングルルーム、ひとつはツインルームになっています。

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お部屋を移動する裏の小道沿いには、ハーブが植えられていて、ここで栽培したハーブをトリートメントに浸かっているとのことです。

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このシングルルーム、初日に利用したお部屋よりも一回り広く、開放感あるように感じました。

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窓の外に見える円柱のオブジェ、この星のやを建設する際に掘った地層から出てきた塊をそのまま使って作られたそうです。大地の重みを感じられます。

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トリートメント用のオイル、こちらが正解ですね。
この日のメニューは「寛(かん)」、80分のボディ&フェイシャルのコースです。一昨日のトリートメントから、パックを除いたものになりますね。オイルの選択肢も一昨日のものと同様で、ボディ3種、フェイシャル2種からチョイスです。

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石垣の塩をふんだんに使用したバスソルト。お花を浮かべたフットバスのお湯にさっと入れ、しばし足浴タイム。
フットバスの際に足を洗ってくれるところとそうでないとこがありますが、このコースは足浴のみ。
足浴しながら、先ほどの写真でご覧いただいたお庭を眺めながらしばしゆっくり。

その後、ベッドに入って、背面からのマッサージがスタートします。
沖縄に来て3日目なので、仕事のストレスなどからくる疲れはとれていたものの、身体はそれなりにまだ疲れも残っているようで、特に足の疲れがかなりありました。リンパに沿って流れるボディストロークは非常に心地よく、セラピストさんの腕もしっかりとしてると感じました。
ホッとしながら、これまでの宿のあれこれを考えているうちに…

この日も、やっぱり最後にはほぼ眠っていました。
もちろん、うつぶせから仰向け、になっているし、顔をクレンジングされるのも何となく覚えてはいたんですが…
連日早起き、夜はいつもと同じ時間に寝るといった状況で、睡眠時間はいつもより少なめだったこともあるのかな?
心地よさに、スパレポも忘れるぐらいの「眠りっぷり」でした(^^;

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最後に出てきたハーブティー、非常に爽やかな香りで、気持ちもたっぷり満たされました。


というわけで、お恥ずかしながら、「気持ちよくって寝てしまいました」的な、かなりスパレポとしてはダメだった今回の体験記。
お二人のセラピストさんはいずれもしっかりとした技術は持っていらっしゃったので、それが、こうした結果になった、ということにしておきましょう。


この星のや竹富島のスパトリートメント、施術自体はセラピストさんの技術や相性によるところも多いので、そこを除けば、全体的な印象は「普通のリゾートホテルの標準的なスパ」というのが実感です。
竹富島の民家をイメージした施術室で、という感じがあるわけでもなく、外の景色が特段すごいわけでもありません。
沖縄というある意味日本で最高のリゾート地、ということを考えると、何かしら施設に工夫を入れる必要があったら良かったでは?なんて思ってしまいました。
今はなき喜瀬別邸のような、リラックスゾーンまで含めたスパ全体の完成度、アッタテラスのような「沖縄の森の中」にいるような幻想感。このお値段のお宿なので、そのくらいのインパクトが欲しかったというのは贅沢でしょうか?見晴台のような、ちょっと小高い丘の上から、八重山の海を眺めてのトリートメントなんて出来そうな気がするんですけど。

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こんな感じのちょっとした高台で、

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こんな感じで見える沖縄の海と緑、を堪能できる場所でのトリートメントだったら、さらに気持ちは上がったような気がします。

地方の温泉旅館を含め、リゾート地のホテルも、ここ10年くらいで各地とも「スパ」という冠をホテル名につけるところが増えてきています。
しかしながら、まだまだ「エステルーム」「温浴施設」を作っただけで、「リゾートスパ」と呼ぶには…という場所も多い気がします。

海外リゾートのスパは(行ったことはないので、写真や情報のみですが)、その景観を活かしたスパエリアを作り、「癒し」を究極まで高めようとしているところも多々あります。
その地の景色自体が、日常を忘れ、癒し感を高めてくれることも多いはず。
今後、そうした場所が日本国内にも数多くできることを願います。

そして、自分も、そうした場所をこれから沢山レポートしたい!と思います。
(毎回、気持ちよさに負けて、眠りこける、なんてことのないように…笑)


(つづく)



星のや竹富島のご予約はこちらから



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コメント 6

ゆうみ

これは至極極楽です。
by ゆうみ (2014-08-13 13:47) 

ゆうみ

遅れてごめんね
お誕生日おめでとうさま!
by ゆうみ (2014-08-13 23:57) 

あやっぴぃ

暑い竹富島で歩いてスパにいったと言うお話を読んで、そういえば私もカヌチャで同じような思いをしたことが。
カヌチャも広いのでカートをのって移動するのですが、それほどでもないと歩いていって、汗だくになりました(;^_^A
石垣島で入ったジェットバスから始まるコースが今考えると一番よかった♪
by あやっぴぃ (2014-08-14 11:34) 

baby_pink

遅くなってしまいましたが・・
しんりゅうさん。お誕生日おめでとうございます✿
またこちらでお元気な姿にお会いできることができて嬉しいです^^
これからも、しんりゅうさんの心地いい形でblogを末永く続けて
行かれたらいいですね。私も、楽しみにしています^^
健康でいい一年になりますように・・♪

by baby_pink (2014-08-14 11:54) 

みち

仕事柄?円柱のオブジェが気になりました。
地盤を調べた時のでしょうか?
スパ、2回共寝落ちしてしまったのは、
とっても気持良かったのでしょうね♪
by みち (2014-08-14 22:46) 

しんりゅう

みなさん、ご訪問、nice!&コメント、ありがとうございます!
星のやスパ、とても楽しみにしていましたが、イメージしていたのと
ギャップ(ハード面中心ですが)が大きすぎて、過大な期待は禁物だな、
というのを感じたので、ちょっと辛口コメントになってしまいました。
スパの情報は、なかなかブログや案内だけでは伝わらないことが多いので
今後も、できるだけありのままを伝え、感じたことを記事に出来たらと思います。

>ゆうみさん
ありがとうございます!また年をとってしまいました…あぁ…
トリートメントは極楽でしたよ!寝落ち、って決して悪いことじゃないし、
普通に寝るのとは全然違うリラックス感ですので(^^
ただ、このブログにおいては、ちょっとダメダメ、ですけどね。

>あやっぴぃさん
リゾートホテルの敷地は、「歩いても大したことない」と思っていても
実はけっこう大変…ということが多いですね。
暑い沖縄においては、それが一層感じられます。
カヌチャ、そう聞くと行きたくなります。先日テレビでカヌチャの様子を
みて、さらに気持ちが強くなりました~♪
石垣のスパは、インターコンチ?かな?

>baby_pinkさん
ありがとうございます!
一年年を取るたびに、苦労も増えますが、いい経験もその分
積み上げられる、ということで、これからもいい記事を書ければな、と
思っております♪

>みちさん
たぶんそうだと思います。
この場所を造成する際に採れた、天然ものだというふうに伺いましたので。
みちさんも、いつかこうしたリゾートのお仕事、関われるといいですね♪
はい、寝落ちはまさに「心地良かったから」でした♪
これは、至高の時間ですよ!
by しんりゅう (2014-09-07 10:52) 

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