SSブログ

星のや集落へようこそ…星のや竹富島(1)宿の概観 [-星のや竹富島]

竹富島で一番新しい集落です。

DSC00875.JPG

大勢の方に、この島で素晴らしい思い出、沢山作って欲しいと思います。



2012年6月に開業した「星のや 竹富島」。
開業当初には、数々のメディアにも取り上げられ、「奇跡のリゾート」なる写真集も出されているので、
そのイメージをご覧になった方も多いことかと思います。

自分がここを訪れたいと思った理由は、前回ブログにも少し書きましたが大きく3つ。

 1.沖縄が好き!
   毎年一度は訪れたいと思っている場所。まだまだ知らない沖縄を感じたいし。
 2.星のや京都のステイの記憶
   開業当初で、色々ありましたが、いい体験が多かったという記憶。
 3.国内ヴィラタイプのリゾートステイがしたい!
   国内のヴィラタイプのお宿にステイしたことはなかったので、一度泊まりたかった。

ただ、このお宿、お値段はヴィラタイプということもあるのでしょうが、かなり高め。
今の時期(7月)の1泊1室当たりの料金は一番安いカテゴリーのお部屋でも正規料金で10万円前後。
1室2名としても1人1泊で5万円以上かかります。
しかも、旅館などの場合は「夕朝食込」でこうしたお値段というのもよく見るのですが、ここは基本「食事別」。
かなり強気なお値段です。
(もう、これだったら、「海外の方が安い!」となっちゃいますよね~)

自分は基本一人旅、なので、このハイシーズンに泊まるにはちょっと…
 (※いつまで一人旅なの?というツッコミはなし、でお願いします 笑)

ただし、事前予約することで、一室10万円近いお値段を5万円台にまで下げることは可能。
今回、自分は事前予約・決済によって何とか料金を2泊10万円まで下げることとしました。
事前決済なので、日程変更は基本なし。やるべき仕事を何とか終わらせ、この日を迎えたのであります。


ついでに、ここから先は余談ですが、これだけのお値段を払うので、事前のリクエストや確認はまめにやりましょう。

実際、当初は1泊で予約してましたが(休みがとれるかそもそも不透明だったので)、休めることが確定したので追加の宿泊をリクエストしようとしたところ、
その時点で「満室」状態だったので、キャンセルが出たら連絡してほしいとお願いしていました。
ところが、宿泊サイト上で当日に空きが出たらしいにも関わらず、連絡は一切なし…
宿泊1週間前にこちらからメールして、システムトラブルだというお詫びとともに連泊決定となったのですが、この時点で「???」と思うこと多々あり。

 ・システムトラブル以前に、メールの履歴はあるんだから、確認してもよさそうなもの。
 ・そもそもシステムトラブルじゃなく、「キャンセル待ち」の入力漏れ、じゃないのか?
 ・この間、宿泊日が間近に迫ってきたこともあり、料金設定は当初の5万円台から8万円台に上がってました。
  ギリギリまで、より高料金での宿泊確約を入れたかったのでは?

てな感じで、事前に色々とありましたが、まあ、終わったことは忘れましょう!



すみません、余談が長くなりましたが、あらためて星のや竹富島の紹介です。

桟橋からの送迎バスが止まったのはこちら。

DSC01426.JPG

こちらが星のや竹富島の入口。
門をくぐる正面に石垣がありますが、これは「ヒンブン」。家の目隠しになっていますが、魔除けのためにあるとのこと。魔物は角を曲がるのが苦手なので、こうしたヒンブンを据付しているそうです。
ちなみに、正面左側から入るよう促されました。なんでも右側は「神様」専用の入口だそうで…
(この後、自室も基本的に同じようになっていますが、全てきちんと左から入りました~)

DSC01923.JPG

レセプションの雰囲気。ここはレセプションの他に、お宿から外出したりする方のミニバスの待合所も兼ねています。

DSC01314.JPG DSC01315.JPG

左の写真がフロントですね。チェックインはお部屋で手続きですが、チェックアウトはこちらで行いました。

DSC01926.JPG DSC01927.JPG

星のやスタイル、竹富島でも健在です。
クッションが2つ、必ず置いていますが、ソファのように寛いでほしい、ということなのでしょう。
ただ、椅子自体は若干固めな感じで、寛ぎ感はあまりないようにも思います。(人それぞれ、だとは思いますが)
この後できる予定のバリや富士山、東京の星のやも同じようになるのでしょうか?

チェックインはお部屋で行うということで、カートでお部屋まで案内されます。

DSC01930.JPG

季節、そしてお部屋の場所によっては、このカートは必須だと思われます。なぜなら…

DSC02116.JPG

星のや竹富島のエリア内マップです。

宿泊棟は大きく3つのエリアに分かれていて、プールの北側、レセプション寄りの100番台が15室、
南東側のエリアが200番台で14室、南西側が300番台で19室、計48室になります。
プールの西側に位置しているのが集いの館、ゆんたくラウンジやダイニングなど、このホテルのメイン機能はここに集中しています。スパは一番南東の静かな場所に位置していて(上写真の右上)そのそばにこの宿の全景を眺めることのできる見晴台があります。
また、余談ですがホテル従業員の控室などは、この図の上方、東側エリアにあるようです。

端から端まで(レセプションからスパ)直線距離で300m程度だと思われますが、道はくねくね曲がってるので、レセプションから一番遠いお部屋だと500mぐらい離れているところもあるのではないかと思います。
徒歩で歩くならば、途中近道もあったりするのでそこまで遠くはありませんが、今は盛夏。昼間のみならず、朝から夕方まで日差しの強い竹富島では、この距離を歩くのはかなり辛いと思います。

DSC00796.JPG

ごらんのように、道の左右はお部屋を囲うグック、石垣で覆われています。
カートの上から撮っているので低く見えますが、実際に歩いてみるともうちょい高めな感じです。
そして、地面を埋めるのは白砂。海岸から運んだ珊瑚のカケラが…

DSC00799.JPG DSC00791.JPG

どこを走っても(歩いても)石垣だらけなので、慣れないと必ず迷ってしまいます(笑)
お部屋の屋根瓦も同じ、赤い屋根瓦なので、なおさらですね。

ところどころに下のような案内板は出ています。

DSC00818.JPG

ただ、お宿内の施設は言葉で書かれているのですが、お部屋番号は館内図にもあった「鳥」「魚」「動物(水牛?)」のイラストで「100番台」「200番台」「300番台」をそれぞれ示しています。
(現在地が200番台エリアで、右に行くと300番台、手前に戻ると100番台、といった感じです、かね?)

これ、最初の時点で説明がなく、後で自分で解読しました。
せめて数字を入れてくれれば、わかりやすいのに。

DSC00793.JPG DSC00792.JPG

カートは迷うことなくお部屋まで案内してくれましたが、折角なので、先に集落の全景を、見晴台から見てみることにしましょう。

DSC00883.JPG

見晴台は集落の一番奥に、ぽつんとあります。

DSC00865.JPG

元々このお宿は全て平屋なので、ここだけが一段高い場所。

DSC00866.JPG DSC00870.JPG

階段を上っていくと、屋根のついた見晴台。(ここだけ、屋根がフラットなんですね)

DSC00877.JPG

パノラマで宿の全景を撮ってみました。

DSC00873.JPG

逆光になってしまい、ちょっと暗くなってますが、こちらが300番台の集落。
 

DSC00874.JPG

こちらは200番台の集落方面、そして右に見える2棟がスパ棟です。

DSC00881.JPG

スパ棟の向こうには、石垣島の様子が見えます。
石垣市街の建物、かなり多いんだ、ってことがわかります。

DSC00869.JPG

こんな感じでフェリーが行き来しています。ちなみに来航した際のフェリーから、この見晴台は見えませんでした。


なんでも、宿泊エリア以外のエリアも合わせると、竹富島の5分の1を占めているのがこの星のや。
そして、島の(本当の)集落からはかなり距離があるため、気軽にお出かけ、というわけにもいきません。
バスは一応定期的に港と宿を往復してますが、それ以外の時間帯は基本動けないので、足としては「自転車」を借りるしかありません。レンタサイクルは用意されていますけど、日中のみの利用で、日没以降は貸し出してくれません。
(街灯があるわけではなく、非常に道なりが暗いので、ハブなどの野生動物が出没して危険、ということみたいです)

よって、「短い時間で島のあれこれを散策して」なんていう旅行を計画している方にはあまり向いている宿ではなく、
「な~んも考えずに、ひたすら島時間(と、星のや時間)にあわせ、のんびり過ごす」方向きの宿である、と思います。
元々の星のやのコンセプトがそういったものなので、これが受け入れられない、という方にはお勧めできないかも。

また、時間を忘れゆっくりと、というコンセプトから、星のやのお部屋には「時計」がありません。
(ついでに、テレビもありません)

ただし、そういうコンセプトでありながら「じゃあ、時間を気にせず、自分の思うままに過ごせるよう、宿の体制がなっているか」というと、必ずしもそうではない、というのがここの宿の課題、かなと思います。
食事、スパ、アクティビティへの参加などは「予約時間」で決められていて、基本的には全て前もっての申告が必要です。(もちろん、そうでないものもありますが)
にもかかわらず、指定時間の前にお部屋に電話が入るわけではありません。

時計を用意しないのならば、お宿側から時間前に連絡なりしてもらう、というのが理想かな。
これは、ちょっと欲張り、でしょうか?


と、色々書いちゃいましたが、星のや竹富島全体の雰囲気は、そうした細々と気になる点を除けば、好みであるんですけどね(^^;


次回以降は、星のや竹富島の色んな施設をご紹介します。


(つづく)



星のや竹富島のご予約はこちらから


nice!(15)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 15

コメント 4

ゆうみ

おはよう
リゾート地で、有名なグループだけどそういうポカがあるのね。
教えてくれてありがとう。
時計もなく予約して動くとなると自主管理が求められて 旅の中に緊張がある気がします。


先日はご心配いただきありがとうございました。
by ゆうみ (2014-07-14 08:59) 

みち

旅行しても、次はあれ、これって、大抵動き回っているので、
時間に関係なくのんびり過ごせる休暇は贅沢ですね。

by みち (2014-07-15 00:17) 

baby_pink

なぁ~んにも考えずに¨島時間¨をたのしむ
いいなぁ~。。
そういうなにもない真っ新なじかん。とても大切ですね^^
もともと、のんびりだらだらな私だけど・・
完全にそういう環境に居たらさらに、こころが開放されそうですね♪

by baby_pink (2014-07-15 13:01) 

しんりゅう

みなさん、ご訪問、nice!&コメント、ありがとうございます!

>ゆうみさん
この星野リゾート、色々な方の口コミを拝見していると
本当に賛否両論、ご意見が出てきます。
急拡大に、人材レベルアップが追いついていないのかなぁという感じですね。
色んなことが予約縛りになるのは、落ち着かないという気持ちにも
なるので、ほどほどがいいですよね。

>みちさん
時間に関係なく過ごせる休暇、それが理想ではあるけれど、
限られた休暇の中でやりたいことをするには、それなりの「時間管理」も
大切なんですけどね。
自分もなかなかそういう休暇の過ごし方ができない方です(^^;

>baby_pinkさん
あくせくせずに、時間に縛られない過ごし方って、
人によってはストレスになったりもするけど、やっぱりそういう
時間も大切なんだ、と、休暇をとって思います。
のんびりだらだら…それも良し!ですよ(^^V

by しんりゅう (2014-08-10 23:14) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。