伝統か革新か… ザ・キャピトルホテル東急 [-ザ・キャピトルホテル東急]
刻まれた歴史は、重いかもしれない。
それでも、あえて「変わる」ことで、そこから新たな伝統が創り出されていくのを期待して…
かつて東京ヒルトンホテルとしてオープンして以来、多くのゲストに沢山の喜びや感動を与えてきたキャピトル東急。
2006年に建て替えのため閉館してから約4年。
新たに出来たキャピトルタワー東急に「ザ・キャピトルホテル東急」として帰ってきました。
以前からキャピトル東急を知っている方にとっては、このリニューアルに際して色々な思いがあることと思います。
ネット上でも「変わってしまったこと」に対し、色々なご意見が飛び交っているのも拝見しました。
でも、残念ながら自分は以前のキャピトル東急を知りません。
(当時は都内のホテルに泊まる、ということ自体が全くなかったし、そうなったのはここ数年のことなので)
なので、こちらのステイに関してはどちらかといえば都内の他ホテルとの比較、という視点でのコメントになると思います。
ホテルに到着したのは夜の8時過ぎ。
地下鉄でやってきた自分、最寄り駅の国会議事堂前駅を降り、まずは1階にあがってホテルの周辺の雰囲気を見てみました。
ホテルの周辺はこの時間、非常にひっそりとしています。繁華街の賑わいとは違った落ち着きがありました。
建物に沿って竹が植えられているところから、コンセプトであろう「和モダン」の雰囲気が見え隠れします。
1階のロビーフロア。こちらはメインエントランスではありません。宴会場側の入り口ということになります。
夜のこの時間は賑わいもなく、ひっそりとした空間。
「和モダン」のコンセプトは、言われると何となくそうかなぁ、と思わせるものがあります。
ブラウンやグレーという色を多く使っているので、落ち着きはありますが、華やかさはその分欠けるかもしれません。
永田町という場所柄、商業地のような煌びやかさよりもこの方がいいのかもしれませんが…
昨年出来たシャングリ・ラ東京や、先日大阪に登場したセントレジス大阪などの外資系ホテルと比べると、地味な印象ですね。
これが、あの「ビートルズ」の壁(のレプリカ)、ですね。
宴会場脇のロビー壁面にあるのですが、何も知らないとスルーしてしまいそうな感じです。
(実際、最初はスルーしそうになりました)
1階から階段を使って昇ると、2階には中国料理の「星ヶ岡」、そして、3階がホテルのロビーフロアになります。
日本的な雰囲気は確かに伝わってきますね。
メインエントランスを抜けるとロビーとなり、中央には四季折々の草花のイメージがデザインされています。
冬に入ったので、ホテルのホームページ(は秋のまま)に見られるような紅葉の華やかさはなく、白を基調としたものに変わってました。春は桜をイメージしたものになるのかな?
平日の夜でしたが、それなりにお客さんはいらっしゃいました。
ロビー内にソファが少ないのはちょっと気になりましたが…
正面には、オールデイダイニング&ラウンジの「ORIGAMI」、中央の階段を昇ると「The Capitol Bar」に行くことができます。
左を進むと、その奥にホテルフロント、となります。
奥まった場所にあることもあり、フロント周辺は非常に静かな佇まい。
20時過ぎのフロントはこんなもの?(久々にこのくらいの時間にチェックインするので、感覚がイマイチつかめません)
すごく静かなホテル、という印象です。
客室数は251室とそれほど多くないので、稼働率が低い日だとこんなものなんでしょうね。
この日の実稼働状況はよくわかりませんが、開業間もない時期で30%台という時もあったようで、プライベート感を求める人にはいいかもしれませんが、ちょっと寂しいかもしれませんね。
ウェイティングスペースは十分とられてますね。クラブフロアの場合はライブラリーラウンジでのチェックインとなるので、これだけあれば十分、というところだと思います。
(前回ステイしたセントレジス大阪があまりにも狭かったもので、そちらとの比較でより広い感じがした、というのも事実ですが)
チェックインの手続きは特に可もなく不可もなく、ということで無難に進んでいきました。
スタッフもおそらく新しい方が多いのでしょう、まだぎこちなさは否めませんでしたが、不快に思うことはありません。
でも、全てがパーフェクトというにはまだまだです。(新規オープンホテルの宿命みたいなものですが)
実際、間違ったアナウンスをされて、翌日判明、なんてこともありましたから…
(このあたりの詳細は、後ほどの記事にてお伝えしますね)
最初にステイしての感想を、といえば、「ちょっと背伸びした強気の価格設定とサービスのアンマッチ」。
今回のステイは通常カテゴリーのデラックスルームで、朝食なしで1部屋28,000円(2名だと1人あたり14,000円)。
一休.comでの限定タイムセール価格でしたが、正規ルーム代金が65,000円、現在の通常レートが45,000円前後という強気な値段設定。
どうしても比較対象になるのは、都内高級外資系ホテル(マンダリンやリッツ、パークハイアット等)との比較になってしまいます。(実際、ホテルリニューアルのポイントも、そのあたりにあるようです)
でも、実際の客室やホテル内サービスを考えると、4万円台というお値段は「うーん」と考えざるを得ません。
同じ値段を払うなら、自分はやはり外資系のホテルに流れていくと思います。
かつての伝統を超え、次のステージを目指すのであれば、相当なソフト&ハードのレベルアップが必要になってくると思いますが、今のままだとまだしんどいかな…
(ホテルステイキャリアの浅い自分が何をいうか!という感じですけど…すみません^^;)
この後何回かザ・キャピトルホテル東急の記事が続きますが、今回の一番の目的はやはり「スパ」!
次回の記事は、ザ・キャピトルホテル東急にオープンしたスパ「カージュラジャ ティアド」のレポを、お部屋や食事などに先駆けてご紹介します。
(つづく)
ザ・キャピトルホテル東急のご予約はこちらから
(-_-;ウーン
ホテルは家じゃないからね
リニュして 綺麗にするのは反対じゃない
ただ リニュすると人も変わるからね
人材の確保だけは ちゃんとした方が良いのにって
「変わって残念」の多くは そういう点なんだろうと
(じゃなきゃ 知ってる~って言いたいだけだよね 笑)
by chunta (2010-12-20 00:54)
ゴージャスだわ。
by ゆうみ (2010-12-20 12:44)
前とはかなり変わった感じがしますがいかがでしたか?
とっても『和』が強調されてますか?
でも斬新になったのではないでしょうか。。。
いい風に変わってくれればいいですね。
スパの記事が待ち遠しいです☆
by mayu (2010-12-20 15:05)
空間が広くて、和を感じさせるところがすてきですね♪
スパの記事・・・とても楽しみに待ってますね^^*
寒くなりました。しんりゅうさん、あったかくしてお過ごしくださいね。
風邪ひかないように。。
by baby_pink (2010-12-21 07:21)
東北の帰りに、といっても仕事絡みなんですがここも
ちょっと考えてはいて・・・やはりマンダリンとかにしょうかな~と
思います(笑 まあ、これなら無難かなと思ったホテルに
泊まったほうのがやはりよさそうですね。しんりゅうさんが泊まった
感想が参考になりました♪
by citron (2010-12-22 11:04)
ヒルトン・赤坂東急、、、まもなくCloseの赤プリ・・・
成田でリムジン待ってると、「このホテル、どこだっけ?」と、戸惑うことが度々↓
「ビートルズ」って、看板と解説出しておいてほしいけど・・・で、反応する世代が少なくなってるかなぁ?
by One-for-you (2010-12-24 23:32)