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べにや無何有-寛ぎの世界 [-べにや無何有]

お部屋の素晴らしさも堪能できて、そのまま晩ご飯までゆっくり…とも思ったんですけど、じっとしてられない自分の性分。
お部屋をでて「べにや無何有」の探索です。

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客室からロビーに向かう途中にこのような大きなテーブル&チェアが用意されたスペースがあります。
中庭を見渡せるようになっていて、ここでタバコも吸えるみたいです…

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そのすぐ手前には、インターネットのできるスペースもあります。その横に開いてあったのは絵本、だったかな?
右の写真はずらりと並べられた雑誌類。10種類ぐらいの雑誌がバックナンバーから並べられていて、ここで読むもよし、もちろんお部屋に持って帰ってゆっくり読むもよし、です。ブルータスやpenなんかが置いてあるとこが嬉しいです(普段は買わないけど、こういう場所で読むにはいい雑誌ですよね)

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こんな感じでチョイスしてみました。

最近の旅館やスモールラグジュアリーホテルには必ずあるといってよい「ライブラリー」

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もちろん、べにや無何有にもありました。

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その図書室の前には、広々としたパブリックスペース。

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奥には、ごらんのような図書スペースがありました。

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こういう場所の本って、どういうチョイスで選ばれるのかなぁ?
何となく手にとってみるけど、好きな人でないとなかなか読もうとは思わないんだけどなぁ…

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面白いと思ったのは、左の写真のようにチェスが用意されてること。部屋のインテリアとしてもいいですね。
そして、何故かわかりませんが、集英社新書だけは本屋さん並にラインアップされてました!
これだけあれば、自分の興味ある分野の本はひとつやふたつ、見つかりそうです。

(でも、結局、先ほどの雑誌を2冊ほど部屋に持ち帰って終わり、だったんですけど)

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中庭に出てみましょう。
残念ながら、季節がまだ3月ということもあって、木々は枯れ木の状態で、草花も生い茂っているというところまではいってません。ここは新緑の季節あたりに来るのがベターかも。

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なにやら不思議な「モノ」が置いてありますが、これ、れっきとした芸術作品。
宮島達男氏と竹山聖氏の共作「ゼロの転位」。
スイッチを入れて、端の方から中を覗くと、7セグに表示される数字が9から順に1までの数字がカウントダウンされていき、最後の「0」と表示されるかと思いきや、0は何もないことを示すので何も映らず…という仕掛けになっているのです。(実際試してみました)

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旅館のマネージャー(だと思います)のKさんに話を伺ったのですが、以前はこれを常時点灯させていたそうなんですが、男性の大浴場から見えるこの作品、夜になるとその数字だけが光って「9・8・7…」とカウントダウンされるのをみて、「何だか早く(お風呂から)あがらないと、という気になってしまう」という声が多く、常時点灯を止めた、というエピソードがあるそうです。
確かに、お風呂につかりながらカウントダウンされるのは、あまり気分のいいものではないですね^^;

このKさんからは、今の無何有ができるまでの成り立ちを教えてもらいました。
曰く、昔は山代温泉エリアの中でも料金が最も安い方に入っていたこの「べにや」、団体客も多く賑わっていたそうですが、80年代のバブル崩壊後、旅館客が激減し、地域の旅館も廃業に追い込まれるところが出てくる中、生き残りをかけて思い切った方向転換、団体客向けのリーズナブル旅館から今のスモール・ラグジュアリー旅館に衣替えをしたそうです。
今も旅館の敷地の一部にはその名残があるそうです。なんでも、以前紹介したスパの「方林」も、かつては宴会場だったそうで…
方向転換して、大正解でしたね!

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だんだんと日が傾いてきて、西日がロビーラウンジに差し込んできました。
折角なので、ここに座って、手元にあったメニューの中から気になったお菓子をオーダーしてみました。

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それがこれ!「栗パイ」500円です。
注文を聞いてから焼いてくれるこのパイは、中にぎっしりと栗が詰まっていて、熱々のパイを一口ほおばると、口の中にふわーっとした栗特有の優しい甘さが伝わってきます。手づくりで出来立ての栗パイ、季節によってはいただけないこともあるみたいですが、もうひとつ、加賀野菜の名品「五郎島金時(さつまいも)」のパイとあわせ、ここにきたら是非頂いてみたい逸品ですよ。

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夕陽が沈むのをのんびり眺めながら、ゆったりとした時間が過ぎていく…
とても心地よい夕方の時間帯でした。

お待たせしました、次回はいよいよ「夕食編」です!


(つづく)


加賀・山代温泉「べにや無何有」のご予約はこちらから


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イチ

このようなスモールラグジュアリーな旅館で、ライブラリーは非日常としては良いですね。はやくGW来ないかな!
ところでまだコメント、Niceもなにも書いていないのをコメントするの緊張する!!

by イチ (2010-04-20 00:31) 

お茶屋

図書スペース☆これまたいいですね〜♪
by お茶屋 (2010-04-20 10:19) 

kachan

お風呂につかりながらカウントダウンはゆっくりできないですね。。
でも図書館といい、「ゼロの転位」といい、思考を凝らしていて楽しめそうです。
by kachan (2010-04-20 20:46) 

たかれろ

見どころ満載のお部屋ですね(^^)
by たかれろ (2010-04-20 22:17) 

gorosan5670

ライブラリがあると、
手に取ってみて読むのも、
インテリアとして眺めるのも、
どちらも落ち着いた時間に
してくれますね。
夕暮れが似合うラウンジが素敵ですね。

by gorosan5670 (2010-04-20 22:43) 

michie

最近は団体用のリーズナブルなとこしか利用していないので…
こんな素敵なところで、ゆったり、のんびり過ごしてみたいです!
とは言いつつ、私もじっとしていられないと思いますが^^;
by michie (2010-04-21 01:03) 

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by BloMotion事務局 (2010-04-22 16:16) 

citron

ライブラリの空間で本を手にとってのんびり過ごすのも
いいですね。夕暮れ時のラウンジでお茶するのも素敵
でいいですね。でもなぜか部屋に籠ってばかりいたような
気がします。もったいなかったかな~って思いますね。

by citron (2010-04-24 08:13) 

da-kura

ゆっくりとした時間の流れがとても良く感じられます。
私もゆったりとした気分に浸れました!
by da-kura (2010-04-24 11:40) 

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